ZCP v1.1 アップデート機能
Web SSH は、ウェブブラウザからクラスターに接続するための CLI 環境を提供します。そのため、別途ローカル環境を構築することなく、インストールされたクラスターを活用できます。
クラスターに特化した Web SSH は、ローカル環境とは異なる特性を持ち、使用時の注意事項があります。以下のWeb SSH の特性をご確認ください。
Web SSH 接続
まず、通常の SSH と同様にリモートの Shell に接続します。
接続を作成するには:
- サイドメニューから DevOps > Web SSH を選択します。
- コンテンツエリア上部の ネームスペース を選択します。
- Shell の種類を選択し、Connect ボタンをクリックします。
- 接続が完了すると、以下のメッセージとともにプロンプトが表示されます。
Web SSH 活用
Web SSH は、クラスターの活用に必要なコマンドと設定が完了した状態で接続されます。
以下は kubectl や helm を使用してリソースを照会する例です。
インストール済みのコマンド一覧は次のとおりです。
名前 | バージョン | 備考 |
---|---|---|
(Linux コマンド) | alpine:3.9 | |
curl | 7.63.0 | |
kubectl | v1.13.3 | |
helm | v2.9.1 |
Kubernetes の権限との関係
Kubernetes には、リソースの作成・参照・変更・削除に関する権限設定機能があり、この権限に応じてリソースのアクセスや kubectl の使用が制限されることがあります。
ZCP では、コンソールのユーザー/ネームスペース管理機能を通じて Kubernetes の権限を付与/解除できます。
関連機能を使用する際に権限エラーが発生することがあります。権限の問題が発生した場合は、ユーザー/ネームスペースの権限設定を確認するか、Cluster Admin に問い合わせてください。
Web SSH 特性
Web SSH は、Kubernetes の Pod として作成され、WebSocket を通じて接続されます。
そのため、以下の特性を持ちます。
- ネームスペースごとに異なる Pod が作成されます。
- ユーザーごとに異なる Pod が作成されます。
- 初回接続時に Pod が作成され、完了後に接続されます。Pod が維持されている間は遅延なしで接続されます。
- すべての接続が終了すると、Pod は削除されます。
- 別途ディスクは接続されていません。Pod が削除されると、コンテナの特性上、内部のファイルはすべて削除されます。
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